2017年5月4日木曜日

篆を学ぶ者 亦必ず楷書に由る。

  古い書物に由ると、「篆を学ぶ者は、亦必ず楷書に由る。正鋒既に熟すれば、則ち力を為し易し。…」とありました。要するに「篆書の稽古をする者は、亦必ず楷書による正しい筆鋒に熟練してから力を為し易くなる。」
「明豊道生學書法」(みんのほうどうせいがくしょほう)の一節より。
  これまでの稽古の方法に強ち大きな間違いは無かった模様です。常に古典に戻り、臨書に精進したいものですね。

雄石の酔筆戯書
臨書手本    法帖の一部


  臨  顔真卿  多寶塔
    もっともっと書き込まないと、時間がかかり過ぎです。落款まで凡そ4時間。

臨    王義之  集字聖教序

臨    呉昌碩  行草書

臨    米芾  蜀素帖

臨    顔真卿  争坐位文稿

臨    鐘繇  薦季直表

臨    筆者不詳  張猛龍碑