2014年10月23日木曜日

贈られし 竹筆うれし 墨馥る

 贈られし 竹筆うれし 墨馥る

 日頃からお世話になっている、
H先生から珍しい竹筆をいただき
ました。
 竹工芸家 綾部經雲齋作の
完全手造り、2本と同じものの
無い珠玉の1本です。
 思いもよらない逸品に感激の
極みです。
 心より感謝申し上げます。







 














試し書きに挑戦しました。
 穂の長さ90㎜の長峰筆です。
熱いお湯で穂先を温め、墨に
浸けました。
 言いようのない興奮です。
意外と柔らかく、やや硬めの
兼毫筆と云った感触です。
 ただ、はね・払いの収筆では
穂先の纏めが難しく、鍛錬しな
いといけません。課題がひとつ
増え大いに楽しみです。
 ますます精進します。




















































































 
 
 


 
 
 























読書真楽有り  
(読書には真の楽しみが有る)





雄石の酔筆戯れ書









































天邊宿鳥生帰思
関外晴山満夕嵐  韋應物

天辺の宿鳥帰思生じ
関外の晴山夕嵐満つ




































2014年10月8日水曜日

県芸術祭美術展覧会 間もなく開催!!

 茨城県芸術祭美術展覧会が
間もなく開催されます。
(10月11日~26日 書の展示
会場は県立文化センターです)

 作品の展示作業に参加して
きました。



























今年の出品作品です




















遅日江山麗しく 春風花草香ばし
泥融けて燕子飛び 沙暖かに鴛鴦睡る
             唐 杜甫詩


雄石の酔筆戯れ書


























































「緑樹連村暗黄花出陌稀。
遠陂春草緑猶有水禽飛」


秋の夜の神秘 皆既月食に
 
 一人の人も 殺しも殺されもしない
 平和が続いてほしい・・・
「九条」にも ノーベル平和賞を!!

「安倍政治 月も憂いの 色醸し」  
一日も早い退陣を!!  





















2014年7月17日木曜日

満身の 怒りの坩堝 官邸前

 満身の 怒りの坩堝 官邸前   2014.07.01 土筆坊 睦雲

 
 集団的自衛権「閣議決定」 糾弾の声 地響き!!
安倍自公政権の暴挙に満身の怒りをもって
抗議してきました。






















雄石の酔筆戯れ書






















張猛龍碑  北魏・正光3年(522)
















雁塔聖教序 褚遂良 (随~唐)
















李嶠百詠断簡 伝嵯峨天皇 平安(786~841)















蜀素帖 米芾 (宋~大観元)















木簡





























陶 淵明詩 飲酒の一節
















遠林暑気薄し=遠くの林はいくらか涼しい。
















禮器碑
















書譜
於椎輪者乎又


 

2014年6月19日木曜日

梅雨空に 淡き夢見し 烟の木

 梅雨空に 淡き夢見し 烟の木(スモークツリー)  土筆坊 睦雲

 通勤路の途中、信号待ちで見慣れない
花木を見つけました。
 恥を忍んで尋ねました。
「烟の木」=スモークツリー とのことでした。
 何ともユニークじゃないですか。




 





















 








 ≪参考:植物図鑑より抜粋≫
スモークツリーはウルシ属に近縁な、
雌雄異株の落葉樹です。初夏に咲く
花木の代表で、ヨーロッパから中国
に分布します。雌木の枝先につく花
序は長さ約20cmで多数枝分かれし、
花後に伸びた花柄が遠くからは煙が
くすぶっているように見えます。
雄木は花序が短く、煙状にはなりま
せん。横に広い円形の樹形が美しく、
秋の紅葉も楽しむことができます。
 銅葉や黄葉の園芸品種も栽培され
ています。


雄石の酔筆戯れ書



























































林花落處頻中酒
海燕飛時獨倚楼

 載叔倫

林花落ちる処頻りに酒に中たり
海燕飛ぶ時独り楼に倚る

林の中で酒を飲んでいると、
しきりに花が落ちてくる。
楼の上にひとり立っていると、
時に海燕が飛んでくる。















 


  紫陽花の 雫の鏡 虹映し   土筆坊 睦雲






2014年5月3日土曜日

そよ風を 深山霧島 独り占め

そよ風を 深山霧島(ミヤマキリシマ) 独り占め  (土筆坊 睦雲)

 5月1日、「日本の書展茨城展」
が閉幕しました。
 お忙しい中、ご高覧いただき
ました皆さんありがとうござい
ました。

 5月に入って陽の光が一段と
明るさを増した感があります。
 深紅の深山霧島が、爽やか
な風を独り占め、燃えるような
情熱を滾らせていました。












































雄石の酔筆戯れ書


 苔色遍春石 桐陰入寒井
 幽人獨汲時 先楽残陽影
 
苔色春石に遍く、桐陰寒井に入る、
幽人獨り汲む時、先ず残陽の影を
楽しむ。
 
 



















桓公当陽帖 (王義之)
但運遲可憂耳


木簡残紙
須治大麥訖乃
 


 
 
 
 
 
 
 




















 

2014年4月27日日曜日

最高峰の秀作に感嘆!!

 「第41回日本の書展茨城展」
26日県民文化センターで開幕
しました。
 早速、出かけてきました。
午前中から、関係者をはじめ
大勢の人が訪れ大変な賑わ
いです。
 雄石のサポーター(?)の
皆さんにも初日から足を運ん
でいただき、一緒に鑑賞して
まわりました。
 皆さん忙しいのに感謝に堪
えません。
 
 展示された秀作の数々に感
嘆しきりでした。


 


































 ますます精進します。
 5月1日午後2時までの開催です。
皆さん、ぜひお出かけください。

 


 山桜 映す棚田に 早苗揺れ  
        
        (土筆坊 睦雲)

















雄石の酔筆戯れ書




















北魏 ・ 高慶碑臨
 在弱冠時人固




















何景明詩  出寺
春遊翠微裏 晩下白蓮臺
立馬遥回首 青山暮雨来

寺を出ず
春遊翆微の裏 晩に白蓮台を下る
馬を立てて遥かに首を回らせば
青山暮雨来る



2014年4月24日木曜日

「第41回日本の書展茨城展」

 「第41回日本の書展茨城展」が4月26日から県民文化センターで始まります。
 水戸に居ながらにして、現代書壇巨匠の珠玉の作品をはじめ、多くの秀作が鑑賞できる又と無い機会です。 
 図らずも雄石の作品も、「茨城書壇選抜展」に出展の推薦をいただき、展示されることになりました。
 未熟故、烏滸がましい思いですが、皆さんに観ていただき、ご指導願いたいと思っております。
























雄石出展作品
 禮器碑


 

雄石の酔筆戯れ書




















李白詩(唐) 送殷淑
 痛飲す龍筇の下 燈青くして月復た寒し
 醉歌白鷺を驚かし 半夜沙灘より起る














禮器碑














洛陽道 儲光義
 大道 直きこと髪の如し


























智永 千字文
 














賀蘭汗造像記


可憐にして逞しい
西洋苧環(せいようおだまき)
美しい花は心を和ませてくれます。
  世の中も穏やかであって欲しい
ものです。