2017年7月28日金曜日

暑中お見舞い申し上げます

  沖縄壺屋焼の「カラカラ」が娘達から贈られてきました。泡盛用に使われる陶器酒器の一種「カラカラ」ー  丸餅型の徳利の中に、陶製の玉が入っていて、泡盛が入っていない時に振るとカラカラと音がします。
  酒好きな坊さんが丸餅をヒントに倒れない徳利を作ったところ、「貸せ貸せ」(沖縄方言でカラカラ)と評判になったので、そう名付けたという民話が残っているそうです。
  暑い夜の泡盛の晩酌が、一味美味しくなりそうです。


雄石の酔筆戯書



圓荷舞葉涼    (張宛丘)
  円荷  葉を舞わして  涼し
丸い蓮の葉が、風に舞って涼しい。

2017年6月28日水曜日

H 先生に感謝! 感謝‼︎です

  またもやH 先生に感謝感謝です。
昨年秋の県展作品「楓橋夜泊」を、立派に額装していただきました。
  いつも何時もありがとうございます。ますます精進いたします。


雄石の酔筆戯書

















2017年5月4日木曜日

篆を学ぶ者 亦必ず楷書に由る。

  古い書物に由ると、「篆を学ぶ者は、亦必ず楷書に由る。正鋒既に熟すれば、則ち力を為し易し。…」とありました。要するに「篆書の稽古をする者は、亦必ず楷書による正しい筆鋒に熟練してから力を為し易くなる。」
「明豊道生學書法」(みんのほうどうせいがくしょほう)の一節より。
  これまでの稽古の方法に強ち大きな間違いは無かった模様です。常に古典に戻り、臨書に精進したいものですね。

雄石の酔筆戯書
臨書手本    法帖の一部


  臨  顔真卿  多寶塔
    もっともっと書き込まないと、時間がかかり過ぎです。落款まで凡そ4時間。

臨    王義之  集字聖教序

臨    呉昌碩  行草書

臨    米芾  蜀素帖

臨    顔真卿  争坐位文稿

臨    鐘繇  薦季直表

臨    筆者不詳  張猛龍碑

2017年4月29日土曜日

麦の穂の 空高くして 鯉のぼり

  日本の書展茨城展  多くの皆さんが観てくださり、激励をいただきました。お忙しい中本当にありがとうございました。感謝しております。ますます精進します。

雄石の酔筆戯書
  
臨  淞翁白玉井銘

臨  鄧  傳密  (とう  でんみつ)

臨  黄  山壽(こう  さんじゅ)




2017年4月15日土曜日

春雷が 桜散らして 書展かな

   第44回 日本の書展茨城展始まりました。激しい春雷と雨のオープニング‼︎
  全国を巡回する『現代書壇巨匠』『現代書壇代表』展をはじめ、最高峰の墨線の美が一堂に。圧倒されます。
  県民文化センターで20日までです。ぜひお出かけください。


『茨城書壇選抜展』出品作品





  稚拙さを痛感するばかりです。一層精進に励みます。

2017年4月14日金曜日

日本の書展始まる‼︎

  第44回日本の書展茨城展が明日、4月15日から県民文化センターで開催されます。本日は、作品搬入展示作業に参加してまいりました。
  現代巨匠展はじめ日本を代表する書作品が鑑賞できるよい機会です。ぜひお出かけください。4月20日まで。


2017年3月31日金曜日

鶯も 軸装されて 聲冴える

  平成丁酉書初めを、いつも応援いただいているH先生が軸装にしてくださいました。まだ、啼ききれない鶯も、美しく啼いてるように生れ変わりました。
  H先生、いつもいつもありがとうございます。


  千里鶯啼緑映紅    杜牧
  千里  鶯啼いて  緑紅に映ず

雄石の酔筆戯書

楷書


行書

篆書

   第44日本の書展 茨城展  開催間近‼︎
      4月15日(土)〜4月20日(木)
      県民文化センター
      入場無料
    ぜひご覧ください。




2017年3月20日月曜日

名匠の 熱き音色に 酔いしれて

  春のひと時、久方ぶりにコンサートに出かける機会をいただきました。世界的なヴァイオリ二スト  “ザハール・ブロン  スペシャル・コンサート“  
  チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォOp.34ほか名曲の数かず、凡そ120分  名匠の奏でる熱きヴァイオリンの音色に酔いしれました。共演の“かさま祝祭合奏団“の演奏も素晴らしい‼︎
  なかでも、ソロ:ザハール・ブロン&服部百音のサラサーテ:ナバーラOp.33は、寸分のくるいも無い驚愕の演奏でした。感嘆とSHOCK頻りです。
  お誘いいただいたOga夫人に感謝‼︎


雄石の酔筆戯書



臨  鍾繇(しょうよう)151〜230
     薦季直表


臨  伝嵯峨天皇  平安(786〜841)
      李嶠百詠断簡


臨  永瑆(えいせい)1752生れ
      楷書詞林典故序軸


臨  王義之  (303?〜361?)
      快雪時晴帖


  行書




2017年3月5日日曜日

啓蟄の 畦は土筆と 土竜塚


   遠く見る木々が芽づくろいを急ぎ、何気ない淡色の和らかな変化を感じます。何とはなく(*^o^*)ものですネ!

  雄石の酔筆戯書

  
楓橋夜泊    中唐  張継(ちょうけい)
     月落ち烏啼いて  霜天に満つ
     江楓漁火  愁眠に対す
     姑蘇城外の寒山寺
     夜半の鐘声  客船に至る
  
  月が沈み、烏が啼いて、霜の気が
  天に満ちわたる。
  岸の楓と漁火が、うつらうつら
  とする旅愁の目に映る。
  そこへ、蘇州郊外の寒山寺から、
  夜半を告げる鐘の音が、わが乗る
  小舟に聞こえてきた。

  懐古するに20数年前、蘇州に寒山寺を訪れる機会が。その折に、この漢詩に傅れ、蘇州の街の風情とあいまって、とても印象深くしたものです。
  書を始め、いつか書いてみたいと思っていた題材です。他の書体にも挑戦したいものです。


23年前のアルバムから、支障がありましたら、ご容赦を。対不起!   



臨    九成宮醴泉銘


楷書

  



2017年2月21日火曜日

きらきらと 水面ひかりて 梅まつり

  千波湖にふりそそぐ陽光が、キラキラと眩しく、そよぐ風は梅の香を運び、すっかり春模様です。本格的な春が待たれます。


  雄石の酔筆戯書


  篆書(趙之謙風)
    史游急就篇
  拙作ですが、月例競書誌の一席に選ばれ、写真版になりました。まだまだ書き込みが足りません。頑張ります。








2017年2月6日月曜日

師の道を 一途に磨き 春届け

  ー稀なる勢いを作れー  稀勢の里の綱取りニュース  ”感動”の一言です。
  何かと気掛かりなニュースが多い中、この上ない嬉しいニュースの年明けでした。

  久しく休んでしまいました。”更新待ってるヨ‼︎”  のお声掛けに背中を押され、時々に更新していこうと思います。
  ありがとうございます。

  雄石の酔筆戯書

  2017年  書き初めを試みました。
  千里鶯啼緑映紅    杜牧
      千里鶯啼いて  緑紅に映ず
   至るところで鶯がさえずり
       新緑が紅い花に映える。

      隷書(楊峴風)


    行書

  4月15日(土)〜20日(木)  第44回日本の書展茨城展が県民文化センターで開催されます。今回も選抜展に出展の栄をいただきました。現在、作品作りに励んでおります。応援してください。