2016年1月17日日曜日

梅の華 びっくりポンの 雪化粧

   今朝、仕事で出向いた常陸太田市北部一帯は、“びっくりポン‼︎”の雪化粧。早咲きの梅の花も、流石に寒そうな佇まいでした。


  匠の技が醸す手打ちそば
      付けきのこ汁で  堪能しました

  御前山大橋の袂、“特産品直売センターかつら”  入口のガラス越しに蕎麦を打つのは、なかなかの男前で柔和な表情の入野さん。
  勤めの傍ら、土日の休みに福島県会津宿の師匠の元へ長年通い、修行-研鑽を積んだとのこと。
  “かつら“に打ち手として請われ12年、細すぎず太すぎず、コシの強さ、のどごし、いずれも筆者好み。近くに出向くたび楽しみにしているリピーターのひとりです。
  妥協を許さず、真髄を極めんとする姿勢に惹かれます。
  
  五穀者種之美者也
  苟為不熟  
  不如てい(艸に夷)稗
  (孟子)
五穀は種の美なる者なり。
苟(いやしく)も熟せざるを為せば
てい(艸に夷)稗(はい)に如かず

  米-麦などは穀物の中でも最も貴いものだが、それが熟していなければ、稗類にも及ばない。
  貴い仁徳も、その人の内部で熟し、自然に力を発揮するようにならなければ役に立たないの意。
  書においても、しっかり熟すべく努力-精進を積まなければ---

雄石の酔筆戯書















2016年1月7日木曜日

墨の香の 清々しさよ 初稽古


  今日は、教室の初稽古でした。
書友の皆さんとも顔合わせ、墨の香も清々しく、気分も新たに稽古初めです。
  雄石も年始にあたり、鼬毛4号の新筆を下ろしてさっそく挑戦です。腰が柔らかく、思うように書けません。今年1年どれだけ書き込めるか。気合い入れ直しの稽古初めでした。



歳首百事忘
    (さいしゅ  ひゃくじわする)
正月は、めでたさにいろいろのことを忘れる。

雄石の酔筆戯書

独り寒江の雪に釣る
  雪のさむざむとした江で
  ひとり釣り糸をたれている
       (唐  柳 宗元    〈江雪〉)

2016年1月1日金曜日

明けましておめでとうございます

  本年もよろしくお願い申し上げます。
  お屠蘇代わりに日本酒をいただき、
一杯機嫌で書初めに臨みました。

  筆は、昨年暮れに、いつも応援頂いてるH先生から頂戴した『水無瀬竹筆』を使用。立派な竹筆で初心者には、とても捌き難いものです。H先生に感謝を込め敢えて挑戦です。



梅花侑酒杯(ばいかしゅはいをすすむ)


雨順風調四海寧  周憲王
あめやわらぎ かぜととのい しかいやすし
雨はやはらぎ、風はほどよくかない、
天下は平和である。

  『戦争』は、愚かさの極みです‼️
  今年こそ、平和で、民意の届く新しい政治への足取りが、大きく前進することを、強く願わずにはおれません。

雄石の酔筆戯書
道は聖賢に接す韓愈の学
詩は風教に関す杜陵の心

  今年も、篆書体を主体に書の古典の探究、鍛錬に精進あるのみです。
  応援してください。