遠く見る木々が芽づくろいを急ぎ、何気ない淡色の和らかな変化を感じます。何とはなく(*^o^*)ものですネ!
雄石の酔筆戯書
楓橋夜泊 中唐 張継(ちょうけい)
月落ち烏啼いて 霜天に満つ
江楓漁火 愁眠に対す
姑蘇城外の寒山寺
夜半の鐘声 客船に至る
月が沈み、烏が啼いて、霜の気が
天に満ちわたる。
岸の楓と漁火が、うつらうつら
とする旅愁の目に映る。
そこへ、蘇州郊外の寒山寺から、
夜半を告げる鐘の音が、わが乗る
小舟に聞こえてきた。
懐古するに20数年前、蘇州に寒山寺を訪れる機会が。その折に、この漢詩に傅れ、蘇州の街の風情とあいまって、とても印象深くしたものです。
書を始め、いつか書いてみたいと思っていた題材です。他の書体にも挑戦したいものです。
23年前のアルバムから、支障がありましたら、ご容赦を。対不起!
臨 九成宮醴泉銘