2017年3月31日金曜日

鶯も 軸装されて 聲冴える

  平成丁酉書初めを、いつも応援いただいているH先生が軸装にしてくださいました。まだ、啼ききれない鶯も、美しく啼いてるように生れ変わりました。
  H先生、いつもいつもありがとうございます。


  千里鶯啼緑映紅    杜牧
  千里  鶯啼いて  緑紅に映ず

雄石の酔筆戯書

楷書


行書

篆書

   第44日本の書展 茨城展  開催間近‼︎
      4月15日(土)〜4月20日(木)
      県民文化センター
      入場無料
    ぜひご覧ください。




2017年3月20日月曜日

名匠の 熱き音色に 酔いしれて

  春のひと時、久方ぶりにコンサートに出かける機会をいただきました。世界的なヴァイオリ二スト  “ザハール・ブロン  スペシャル・コンサート“  
  チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォOp.34ほか名曲の数かず、凡そ120分  名匠の奏でる熱きヴァイオリンの音色に酔いしれました。共演の“かさま祝祭合奏団“の演奏も素晴らしい‼︎
  なかでも、ソロ:ザハール・ブロン&服部百音のサラサーテ:ナバーラOp.33は、寸分のくるいも無い驚愕の演奏でした。感嘆とSHOCK頻りです。
  お誘いいただいたOga夫人に感謝‼︎


雄石の酔筆戯書



臨  鍾繇(しょうよう)151〜230
     薦季直表


臨  伝嵯峨天皇  平安(786〜841)
      李嶠百詠断簡


臨  永瑆(えいせい)1752生れ
      楷書詞林典故序軸


臨  王義之  (303?〜361?)
      快雪時晴帖


  行書




2017年3月5日日曜日

啓蟄の 畦は土筆と 土竜塚


   遠く見る木々が芽づくろいを急ぎ、何気ない淡色の和らかな変化を感じます。何とはなく(*^o^*)ものですネ!

  雄石の酔筆戯書

  
楓橋夜泊    中唐  張継(ちょうけい)
     月落ち烏啼いて  霜天に満つ
     江楓漁火  愁眠に対す
     姑蘇城外の寒山寺
     夜半の鐘声  客船に至る
  
  月が沈み、烏が啼いて、霜の気が
  天に満ちわたる。
  岸の楓と漁火が、うつらうつら
  とする旅愁の目に映る。
  そこへ、蘇州郊外の寒山寺から、
  夜半を告げる鐘の音が、わが乗る
  小舟に聞こえてきた。

  懐古するに20数年前、蘇州に寒山寺を訪れる機会が。その折に、この漢詩に傅れ、蘇州の街の風情とあいまって、とても印象深くしたものです。
  書を始め、いつか書いてみたいと思っていた題材です。他の書体にも挑戦したいものです。


23年前のアルバムから、支障がありましたら、ご容赦を。対不起!   



臨    九成宮醴泉銘


楷書